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非常食体験 1.17

1月17日は阪神淡路大震災が起こった日。
今日は避難訓練の後、給食で非常食体験をしました。
避難訓練では「園舎にいては危険。安全な場所に避難します」の放送を聞いて、玄関に集まった3.4.5歳児の各チーム。「早く逃げなくては!」と着の身着のまま一番に集合場所に到着したのはそらチーム(4歳児)。「お外は寒いから」と上着を着てやってきたのはにじチーム(3歳児)。一番遅かったのはくじらチーム(5歳児)。

「遅かった!」と言われて、くじらチームの子どもたちは理由を説明しました。
「寒いから上衣がいる。逃げたとこにはお茶はないから水筒がいる。園は危険だからそのまま帰るかもしれないからかばんがいる・・・みんなで考えて準備した。」
少し時間はかかりましたが、「避難の準備」を子どもたちが相談して決めました。
避難訓練の最後に、園長先生から「阪神淡路大震災」の時のことを聞きました。
揺れる前に「ゴォ~~~!」って音がして目が覚めたこと。ドン!!と縦に揺れ、その後ゆーらゆーらと大きく揺れて怖かったこと。地震で線路が曲がってしまい、電車が動かず、保育園に行けなかったこと・・・
保育室に戻ってから、それぞれのチームで地震について考えました。

紙芝居や絵本を見て、地震が来た時に危ない場所や物について考えたり、家が壊れたり、燃えてしまったり、大切な人と会えなくなってしまったり・・・という地震の怖さについて話を聞いたりしました。
今日の給食は非常食体験。
園に常備している非常食を頂きました。


非常食って何?どんなふうに作るの?
先生のお話を真剣に聞く子ども達。

出来たのは「ゆかりご飯」。
一人ずつ並んでもらいに行きました。
「ありがとう」「いただきます」と言葉を添えて受け取っていました。


給食の先生が作ってくれた温かい豚汁と一緒に頂きました。
いただきますのご挨拶の時に、くじらチームから聞こえてきた先生と子どもたちの声。
「食べることが出来ることに感謝して、いただきましょう」
「いただきます!」
「これだけあったらじゅうぶんやな」・・・
阪神淡路大震災から30年。
地震による大災害は昨年にも起こりました。
昔の話、遠い場所での出来事ではないことを子どもたちと一緒に考えながら、これからも過ごしていきたいと思います。