- ブログ
避難訓練・非常食体験を行いました!
今年は北陸で、新年早々災害があり、災害は突然やってくるということ、
その時、「何ができるのか」を考える年明けとなりました。
いつ災害が起こるかは、誰も知る由がありません。
阪神淡路大震災のあった1月17日に、当園では、地震を想定した訓練を予定通りに行いました。
訓練では
①、地震発生
ダンゴムシのポーズで身を守り、「揺れがおさまりました。」の放送で
次の指示があるまで待ちます。
②、駐車場へ避難
放送で指示を聞いてから、駐車場へ全員が避難するまで、6分を要しました。
また、雨が降り始め、浸水の恐れが出てきたという想定で
③、高台に避難する訓練開始
隣接する老人福祉施設の高台にある棟へ
慌てずに安全に留意して、手すりをもって階段を上がり、移動しました。
高台の広いフラットなスペースへ集合できたのは11分後でした。
命を守るための訓練は非常に大事です。
私の友人は、東北の大津波を経験しており、当時担任をしていた5歳児と一緒に、高台に避難をして、
難を逃れています。
日頃の訓練が大変役立ったと切に体験談を話してくれました。
訓練の経験は、災害など危険に遭遇した際、瞬時にどうすべきかを判断するのに役立つでしょうし、経験からとっさに安全を意識した行動ができるようになれば良いと思います。
これから先の長い人生を見据えて、訓練を大事に考えます。
先日の地震を経験してか、当園の子どもたちは、とても真剣に訓練に取り組んでいました。
話をしっかり聞く姿勢で周りを見て、友だちや保育者と一緒に行動をしていました。
異年齢で手をつないで歩くと、適度な速さでまとまって進めました。
避難訓練を終えて園に戻ると、非常食の準備に取り掛かりました。
今年は、熱湯を加えれば15分で50食の炊きてたの白米が用意できるアルファ米を用意しました。
ゆかりごはんにして塩味も補っています。そして、給食室から味噌汁も用意しました。
子ども達の前で非常食セットを開封し、アルファ米から炊き立てのご飯を作りました。
できたてホカホカのご飯の香を、鼻でいっぱい吸って感じながら、温かいご飯が食べられることに感謝して、いただきました。
普段以上に、ごはんのお代わりをたくさんし、味わって食べる子ども達でした。
中には、「おかずがない!」と怒っていた子どももおりました。
しかし、ご飯を食べ始めるとおいしくて、「おかわりできる?」とモリモリ食べる姿に笑みがこぼれました。
命を守る訓練を、協力し合いながら、今後も行っていきたいと思います。